【テーマ名】
強酸系金属カルボニル触媒等による革新的化成品合成法の研究
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【研究区分】
重要技術の競争的研究開発(競争特研)
【研究期間】
平成9年度〜平成12年度
【担当者】
相馬芳枝・徐 強・田中睦生・藤原正浩
【概要】
(1) 研究内容
危険で、きつくて、汚い(3K)化成品合成プロセスを、きれいで、かんたんで、け
いざい的な(新3K)プロセスに!
化成品の合成プロセスは複雑でエネルギー多消費型のものが多くある。これを省エネ
ルギー型構造へ移行させるためには、高性能な触媒を用いて副生成物を出さない(きれ
い)ように温和な反応条件(簡単)で化成品を合成すること、また、合成した化成品を
容易に触媒から分離する(経済的)ために触媒を反応溶液に溶けないようにする必要が
ある。本研究では金、白金、パラジウム等の新しい強酸系金属カルボニル触媒や超強酸
を用いる新しい化成品の簡易合成法と、その触媒を不溶化する方法を開発する。
(2) 強酸系金属カルボニルとは
一酸化炭素が金属イオンに結合しており非常に反応活性に富んだ化合物である(通常
のカルボニル化合物は金属がイオンになっていない)。このような化合物の研究は世界
的にもほとんどなされておらず大工研がトップを行く分野である。
(3) 産業への波及効果
従来、高温高圧が必要であった三級カルボン酸製造が強酸系金属カルボニルを使用し
て常温常圧で行えるようになると、石油換算で年間約22万トンの省エネ効果が見込め
る。また、酸触媒を不溶化すれば生成物の分離精製が簡単になる、装置腐食が軽減する、
廃酸処理が不要になるといった効果があり、省エネ効果のみならず環境保全にも貢献す
る。
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