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基礎融合特別研究室概要
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基礎融合研究センター
基礎融合特別研究室は、従来の研究部や研究室の枠組みを越え、当所の研究ポテンシャルを融合化し、基礎的独創的な研究を集中化して行なう、新たな特別研究室として、平成6年度4月に設置されました。科学の世界に新しい普遍的な知見を提供できることを目標に、所内外の人材を柔軟に組織するなど先端的な運営方針のもと、活発に研究活動を展開いたします。
具体的な研究題材には、当所で発見されたオリジナルな研究成果である「金の触媒」を取り上げ、最新の
実験設備等を用いて、本来化学的に安定な金が、酸化物との間で原子レベルで特別な構造を持つときに初め
て高機能な触媒機能を示す原因を解明し、さらに他の貴金属系の場合へと一般化することを試みます。得られた成果は、金の特異な触媒機能の解明に止まらず、広く「新規高性能触媒の設計・開発」を可能にする科学知見の体系的な整理でもあり、技術的側面の強い触媒技術と表面・界面の科学とのギャップを埋める架け橋となると期待できます。さらに、研究実施場所として、新たに建築した基礎融合研究センターの実験施設を用意し、最新機器の導入やディスカッションする場の確保等、共同研究に係わるハード、ソフト両面での設備も図っています。
このように、当特別研究室は、いわば、科学と技術の融合化も目指した、当所における基礎研究の一つの
モデルケースと位置づけられます。

